学生ローン・キャッシング情報局

〜信用情報について徹底考察〜
- - -債務整理にいて考える- - - (((( TOP ))))

■信用情報の概要はトップページで既述の通りです。
こちらのページでは、債務整理による信用情報について解説したいと思います。
債務整理とは、借金で悩んでいる人が弁護士や司法書士に頼んで、金融業者と弁護士との間で交渉の末、借金の額を減額してもらったり、あるいは金融業者側が債権を放棄したりすることです。
もし、貴方が借金で悩んでいた時に、インターネットや電車の中吊り広告等で、「債務整理は○○法律事務所へ!!」などの広告を見て、「そっか、債務整理すれば少しは楽になるな」と考えたことはありませんか?

ただ、少し考えて下さい。
一見債務整理はいいように見えますが、やった方が良い場合とそうでない場合もあるのです。
では、どこでやるかやらないか判断すれば良いのでしょうか。
それは、ズバリ貴方が抱えている債務の金額によります。

債務整理をした方が良い場合
A君は、消費者金融8社から、総額350万円の借金を抱えています。
年収は500万。8社の平均利率は年20%
この場合、利息だけで毎月58,000円にもなります。毎月6万円の返済をしても2千円しか元金は減りません。
とても返済を続けて行く事は困難な状態です。せめて年収が1千万円なら話は別ですが、この場合はやはり弁護士に相談して債務整理を考えるべきでしょう。

債務整理をしない方が良い場合
B君は、消費者金融 1社で 20万円を借りています。年率は18%、年収は500万円です。
この場合どうでしょうか?決して返済は不可能ではありません。むしろこのケースで返済不能というのであれば、ほとんどの人が返済不能者で学生ローンや消費者金融の営業は成り立ちません。
しかも、もしこのケースで貴方が弁護士に相談をしたとします。当然弁護士はタダで引き受けてくれる筈がありません。弁護士費用と、もし金融会社側と争いが生じた場合、裁判に発展することも考えられます。
そうなると裁判所へ出廷を求められたり手間も掛かります。
それだけではありません。
貴方の信用情報にもキズがつくのです。
学生ローンや消費者金融などの金融会社は、信用情報機関に加盟していることは既に説明しました。
あなたとの間でそういったトラブルが生じれば、金融会社は客観的事実として、「債務整理」の情報を報告することになるのです。そうなれば、将来車を購入しようと思ってもローンは組めません。一括で現金で買うしかないのです。
もちろんこの債務整理の情報は一生登録されるわけではありません。一定期間が経過すると消えますが、それまで貴方はローンが組めないという不安を常に抱えながら生活しなければならないのです。
こんな話を聞いた個とがります。
債務整理をしたC君が、ある日会社でクレジットカードを作らなければならないことになり、クレジットカードの申し込み手続きをしたのですが、当然審査で引っかかりました。このままでは会社になんと説明したら良いか慌てたC君は、泣きながら金融会社に債務整理の情報を消してほしいと頼み込みました。しかし、この個人信用情報は、貸金業者側がどうのこうのするわけではなく、あくまでも信用情報機関が客観的事実をありのまま管理するものである為、どうすることもできません。結局、会社にいずらくなりC君は会社をやめるハメになったそうです。

以上のように、債務整理は現在抱えている負債額と収入のバランスを考えた上で、慎重に検討すべき案件なのです。
弁護士や司法書士は、債務整理を請け負う事が仕事なので、そういった将来の事まで考えて親身に相談に乗ってくれる人は残念ながら少ないのが現状です。
今、世間を騒がしている「利息返還請求」についても同じことが言えます。
やはり、現在抱えている負債額を考慮の上、慎重に検討すべきでしょう。
(((( TOP ))))